先の記事にも書いたように、我が家での英語学習のゆるい取り組みは、一応赤ちゃんの頃から始まった。英語CDを流し、英語絵本を家の中に置き、英語教室にもなんとなく通ってみたけど、はっきり言って身についていない。これはもう、親が覚悟を持って本腰を入れてこなかったからだ、と認めるしかない。
焦っているわけではないが、英語教育に本格的に着手するなら、子どもにまだ時間的余裕のある低学年のうちから、家庭学習を中心に組み立てよう、とコロナ休校中の4月に決意した。
子どもの性格や家庭の事情などによっても、色々なアプローチの仕方があるだろうけれど、我が家の場合について、現在進行形で時々、記録に残しておくことにした。
現時点での英語学習計画(子どもの様子を見ながら変更の余地あり)
まずは、今年度、ここまでは終了したいという計画をざっくりと立ててみた。
親が焦ると子どもは敏感に察知するのと、息子は習い事や工作、読書にもたっぷり時間を取りたいので、英語学習については毎日5分〜10分を想定。覚えたかどうかを試すテストのようなことは一切せず、ただ親子一緒に毎日の繰り返して単語を習得していく、と決めた。
- フォニックス(文字と英語の音の関係に慣れる)※ひととおり、終了
- 参考書1冊を丸暗記 ※現在進行中
- 絵本の読み聞かせ ※現在進行中
フォニックス
保育園時代に1年半通った英語教室で、簡単な単語や挨拶の歌などはある程度覚えたていたが、教室をやめてからは結構忘れてしまった。子どもは覚えるのも早いが、忘れるのも早い。
とはいえ、英語の音を全く知らないわけではないので、家庭学習を開始するにあたり、フォニックスに短期集中で取り組んだ。
【注意】英語の音に馴染みがない子が、最初からフォニックスに取り組むことについては、賛否両論があるみたい。ネットで調べてから方針を決めるとよいかも。
読書や工作や外遊びなど、学校から帰宅してやりたいことがたくさんある7歳男子にとって、宿題以外に「お勉強」の臭いがするものは嫌みたい。なので、我が家の場合は、鉛筆を持つワークブック形式はやらなかった。その代わり、隙間時間に気軽にできるフォニックスの有料アプリを活用。また、気が向いた時は、Youtube の無料動画も視聴した。
※以下の情報は、2020/7/20現在のものです。
Jolly Phonics Lessons Pro / Jolly Phonics Lessons Unlimited
Apple Store: Jolly Phonics Lessons Pro 610円
Google Play: Jolly Phonics Lessons Unlimited 660円
デバイス:Android / iPhone / iPad / iPod touch
うちで購入した2020/3/25時点では、iOS版が1,340円だったので、大変お得になっている!
購入前に内容を一部確認できる無料版(Jolly Phonics Lessons)もあるので、安心!
42の基本文字と音(6文字×7グループ)、21の同音異綴り(6音・2グループ、1音ごとに綴方は2種〜4種)、72のトリッキーワード(例外音)を覚えることができる。文字ごとに、その音が含まれるお話、発音練習、文字の書き順、単語リスト、クイズ、歌があってかなり充実している。
歌はマザーグースの替え歌となっており、聞き覚えのあるメロディーなので覚えやすい。
ちなみに、内容はテキスト教材 Jolly Phonics Pupil Book 1〜3となっている。

Jolly Phonics Pupil Book 2 in Print Letters
- 作者:Wernham, Sara,Lloyd, Sue
- 発売日: 2011/02/01
- メディア: ペーパーバック

Jolly Phonics Pupil Book 3 in Print Letters (Jolly Learning)
- 作者:Wernham, Sara,Lloyd, Sue
- 発売日: 2011/02/01
- メディア: ペーパーバック
Jolly Phonics Fun
Apple Store: Jolly Phonics Fun 250円
Google Play: -
色々な音や文字(単語)を持った蜂が画面上を飛び回るので、音声を聞いて正しい答えを運んでいる蜂をタップ。プ不正解の多い音や言葉を優先表示させるので、遊びながら苦手な音もわかるようになる。
息子は、Jolly Phonics Lessons で文字と音の関係を学んだ後、ゲームで遊びながら復習している。
ちなみに、Jolly Phonics はイギリス英語がベースになっている。
複数のフォニックス教材に着手するのであれば、本来は、イギリス英語かアメリカ英語のどちらかに統一すべきだろう。けれども、我が家では、次に紹介するYouTube 動画はJolly Phonics とは異なりアメリカ英語ベースだが、あまり気にせずに視聴させている。
Meet the Phonics - Letter Sounds (FREE) | Preschool Prep Company
YouTube で無料視聴できるフォニックスのアニメ動画。全部で41分10秒の充実ぶり。
内容は、下記のような感じ。
- アルファベットごとにかわいいキャラクターが登場し、それぞれに対応する音声と、それらを含む単語が出てくる。
- a / e/ i / o / u / y の母音に焦点を当てた歌
- 上記1.2.を踏まえた(基本ルールに則した)単語と短文
- 「Silent E サイレントE」=単語の終わりにeがつくと、そのeは発音しないで、その前の母音はアルファベットの読み方になることの紹介(plan と plane など)
- 上記4.を踏まえた単語と短文
- 「Controlling R」=ur / ir / er ではr の直前の母音を無視するという説明
- 上記6.を踏まえた単語と短文
- フォニックスの歌
内容は充実しているが、たとえば上記1. のaの発音で最初に登場する単語がastronaut(宇宙飛行士)や asteroid(小惑星) というのは、ちょっとびっくり。apple から始まる日本のフォニックスに慣れているとハードル高く感じてしまう人もいるかも。
Preschool Prep Company のフォニックス無料動画については、他にも2本YouTubeで見られる。いずれも1時間以上。
Meet the Phonics - Digraphs (2文字が並んで1つの新しい発音を生むもの)
Meet the Phonics - Blends (子音が連続するもの)
また、Preschool Prep Company はフォニックス以外にも算数や図形など、非常に豊富な動画コンテンツを用意しているので、そちらもオススメ!